PARTS USED使用部材

屋根/雨樋

屋根は、雨や風から建物を守ります。
安心して住み続けるために、どんな材料をどんな方法で使用するべきか。
隠れてしまうルーフィングの耐久性も、おろそかにしません。

  • 屋根材

    屋根材

    ガルバリウム鋼板
    立平葺き

    高耐久のガルバリウムを基本とし、水密性に優れた立平葺きは、外観もシャープな印象を醸します。
    軽量なため地震にも有利ですが、耐震等級3の確保を前提に、耐久性のある他の素材(日本瓦など)も採用します。

  • 屋根ルーフィング

    屋根材

    透湿防水ルーフィング
    ウートップサーモNDプラス

    夏は特に高温状態にさらされるのが、屋根材の下の防水紙(ルーフィング)です。
    屋根の防水を担う重要ポイントでありながら、隠れてしまう部分。だからこそ裏付けのある製品を採用
    して、建物全体の耐久性を高めていきます。

  • 雨樋

    屋根材

    ガルバリウム雨とい
    スタンダード半丸/HACO

    屋根材がガルバリウムで、雨樋が塩ビ製であれば、先に雨樋のメンテ時期が訪れます。
    足場の必要な作業は、コストの上で同じタイミングにしたいもの。雨樋もガルバリウムにすることで
    素材が統一されて、デザインもすっきりします。

外壁

外壁は、建物の表情を作ります。
何かを模倣した「〇〇風」な仕上げではなく、素材そのものを生かしたい。
屋根同様、隠れてしまう防水紙の耐久性も重要なポイントです。

  • 外壁仕上げ①

    屋根材

    杉板(県産材)+木材保護塗料

    外装に木を使う時、長く美しく保つポイントが幾つかあります。設計と施工のノウハウが必要です。
    近くの山の木が、我が家の顔を作る…嬉しいな、と感じる方はぜひ!部分的に使っても違いが出ます。

  • 外壁仕上げ②

    屋根材

    ガルバリウム鋼板

    【屋根】の項目でも触れましたが、耐久性が高く、メンテナンスまでの期間が長い素材です。
    木と対称的に無機質な表情が魅力で、杉板の外壁と組み合わせると、相乗効果で互いが引き立ちます。

  • 外壁防水紙(透湿防水シート)

    屋根材

    ウートップハイムシールド

    隠れてしまう防水紙の耐久性能には、実は大きな差があることが、試験結果から分かっています。
    長い時間を見据えて、できる限り最良のものを…
    そんな思いで、材料を選んでいます。

サッシ/玄関ドア

建物の性能とデザイン、どちらもおろそかにしないこと。
その考え方は、窓や玄関ドアを選ぶ時にも、もちろん変わりません。
容易に変えられない部分でもあるので、長い目で見極めて選びたいですね。

  • サッシ

    屋根材

    樹脂サッシ
    K-WINDOW

    樹脂サッシと複層ガラスを自社の工場(埼玉県熊谷市)で製造している栗原さん。
    一貫した管理による、高い品質と性能はもちろん、オーダー窓での自由な設計を可能としてくれます。

  • サッシ(防火対応)

    屋根材

    樹脂サッシ
    APW430(防火窓)

    準防火地域など、法的に防火対応の窓が必要となる場合があります。窓価格が割高になるという理由で
    断熱性能を下げて調整するのではなく、窓の計画を設計段階から工夫していきます。

  • 玄関ドア

    屋根材

    木製断熱玄関ドア
    CURATIONERなど

    素材感を生かした外壁と樹脂サッシ(予算が許せば木製サッシ)を採用しても、肝心の玄関ドアが木目
    調のプリント製品では残念です。断熱性・気密性も兼ね備えた、本物の木製ドアをおすすめします。

断熱材/気密部材

断熱材を選定する上で重要なのは、適材適所での使い分けを意識すること。そのためには、
防火性や施工性(能力の発揮しやすさ)、安定性(経年での性能保持)など、多面的な比較が必要です。
気密部材についても同様で、多くの製品の中から選び抜いた部材を適材適所で使用していきます。

  • 屋根・外壁(充填)断熱材

    屋根材

    木質繊維系断熱材
    セルロースファイバー

    主原料は新聞等の古紙です。断熱材の選定も、木を由来とする資源の再利用・循環を意識しています。
    今後、ウッドファイバー断熱材が国産化されると、選択肢の1つになると思っています。

  • 基礎・外壁(付加)断熱材

    屋根材

    フェノールフォーム断熱材
    ネオマフォーム

    薄い厚みで高い断熱性を有するため、厚さが制限される外張り(付加)断熱に最適な断熱材です。
    また、長期にわたって高い断熱性能を維持することが分かっています。(JIS試験により実証済)

  • 気密部材

    屋根材

    気密シート・テープ・パッキン他
    ウルトジャパン他

    断熱性能を発揮するために、計画換気を実現させるために、気密は大変重要です。
    初期性能や施工性はもちろんのこと、経年での性能維持という視点も重視して、選定しています。

内装仕上げ

床に木を使うだけではなく、壁や天井にも積極的に自然素材を使っています。
少なくとも一生の半分以上の時間を過ごす家…室内の空気感、香りが変わります。
商品化された工業材料と違い、自然の材料は時間が経っても欠番がありません。

  • 床・壁・天井

    屋根材

    スギ・ヒノキ・サワラ(県産材)

    足触りの柔らかなスギ、香り高いヒノキ、さらに水に強いサワラ…それぞれの個性を生かした内装は、
    年月を経るほどに魅力と愛着が増していきます。
    木を見せる割合は、人それぞれ好みで良いですね。

  • 壁・天井

    屋根材

    稚内珪藻土

    珪藻土は水蒸気だけでなく、生活の中の様々な悪臭等も吸着してくれます。ところが、効果の無い製品
    もあるので注意が必要です。弊社は熱い研究者の方が開発した、真面目な珪藻土を採用しています。

  • 壁・天井

    屋根材

    土佐和紙

    手漉き和紙と全く同じ工程を再現して、高知の和紙工場で丁寧に生産されている材料です。
    良質ですが、手頃な価格でご提供下さっています。ビニルクロスとの差額は驚く程ではありません。

換気/空調

換気や空調に関しても、世の中には沢山の良い商品があり、それぞれの特徴がありますが、
特殊な設備を用いず、シンプルな操作性で、出来れば生涯費用を抑えて…というのが多くの声です。
これらの実現のためには、作り手の知識やスキルが高いレベルで必要となります。

  • 24時間換気

    屋根材

    第一種換気 または 第三種換気
    (室温・空調のシミュレーション)

    最初から「こちらがお勧め」という話はしません。生涯コストやメンテナンス性の検討も重要です。
    ヒアリングの上、ご家族の暮らし方にあった方式をシミュレーションを踏まえて、ご提案します。

  • 補助冷暖房

    屋根材

    市販の壁掛けエアコン2台が基本
    (室温・空調のシミュレーション)

    1階床付近に暖房用、小屋裏に冷房用のエアコンを設置して、家全体を空調するスタイルが基本です。
    これを実現するには、高断熱・高気密はもちろん、設計プランの初期段階から同時検討が必要です。

  • 補助暖房

    屋根材

    ペレットストーブ
    (お好きな方はぜひ)

    室内の温度環境としては不要な家を作ってますが、プラスαとして火を楽しみたい方はぜひ。
    弊社事務所でもご覧になれます…冬場は大活躍。
    焚き火好きが高じて、販売代理店もしています。

防腐/防蟻

人体に有害でないと言われていても、影響の可能性を考えてしまうのが、防腐や防蟻の製品です。
一方で、自然由来の成分で構成されており、エビデンスの示されている製品も一部存在します。
誇張のないモノか見極めて、そういった製品を積極的に使用することも、私たちの責任です。

  • 外壁下地材

    屋根材

    耐力面材
    モイスTM

    けい酸カルシウム板をベースに、天然鉱物を配合した、調湿性・耐火性・耐久性に優れた材料です。
    製造過程で接着剤等の有機材料を使用しておらず、木質系面材では必要な防蟻処理が不要です。

  • 防腐防蟻処理

    屋根材

    ホウ酸
    エコボロンPRO

    健康で長寿命な家を目指すと、ホウ酸による防腐防蟻処理にたどり着きます。 農薬系の製品は人体への安全性配慮から最長5年の効果。費用対効果の面でも、新築・リフォーム問わずこの一択です。

  • 木材保護塗料

    屋根材

    自然健康塗料
    リボス

    多くの自然塗料に使用されている溶剤は天然成分ですが、アレルギーを引き起こす可能性も。リボスは、自然塗料の中でも珍しい100%成分開示を行なっており、赤ちゃんが舐めても安全な塗料です。