大工さんの造作が始まっています
こちらの写真は
建具が通る鴨居です
長さ3間(約5.4m)の
一本ものです
差し鴨居に
抱かせる形で取り付けています
長いのと巾が広いので
曲がってしまいそうなので
3角の補強板を入れています
こちらは外部の霧除けの下地です
下地とは言え
このまま木が見えてきますので
ある意味仕上がりでもあります
一般のお宅では
既製品のものを取り付けてお終い
ここでは
何でも大工さんによる
手仕事です
手間はかかりますが
出来上がったときの美しさ
使い込んでからの味わいは
既製品では出せません
最近は
こういった本来の職人さんたちの技術を
いかんなく発揮する仕事が少なくなってしまいました
大工さんだけでなく
職人さんたちは長い年月をかけて修行し
大変な技術を取得ししています
でも
その技術を発揮する場がないのです
先輩達がやらなければ
後に続く後輩達に
技術の伝承がなされるわけがありません
後継者を育てていくには
技術をはっきさせてくれる場が必要なのです
ボランティアでは仕事にはなりません
仕事して成り立ってこそ継続できるのです
身近に素晴しい技術を持っていながら
埋もれてしまっている人はいませんか
お父さん・おじいちゃん・お母さん・おばあちゃん
いっぱい知恵や技術を持っているのではないですか
もっともっと先人の知恵や技術を発揮してもらいましょう
そして
私たちも受け継ぎ
次の世代にも伝えていきましょう