■リフォームの概要
私が代表理事を務めています埼玉住協に新しく組合員となった櫛田建築設計室の櫛田さんからお声がけいただいて上木崎の家のリフォームに携わることとなりました。
上木崎の家は元々オーナーさんのご実家で、相続が発生し、70代のご夫婦がこちらに移り住むという計画のもと、さいたま市の耐震診断を受けて、弱点が見つかったとのことで耐震補強と合わせてリフォームも行います。
予算内で安心して暮らせる家、暖かく暮らせる家へと生まれ変わらせるために、櫛田さんとタッグを組んで取り組みます。
1月6日(木)より、工事が開始しましたのでその様子をご紹介いたします。
工事を進めていると、こんなものが。
スズメバチの巣です。
場所的に、広くない軒天部分なので撤去は難しく…。
幸い、蜂はいない状態だったので、このまま残して工事を進めることとなりました。
蓋を開けてみるとこんなこともありますよね。
水道や電気などの配管・配線の撤去をした際に、水道メーターもじわじわ回っていたので漏水の疑いがありました。
解体後に配管を確認したら、キッチン給水管から漏水していました。
築年数的に鉄管を使っており、錆発生→腐食→漏水していたんです。
という事だったので、鉄管から塩ビ管へ交換し、対処しました。
他にも怪しい配管があれば一旦止めて新しく入れ替えたり、先ほど交換したキッチンの水道管から分岐したりしました。
この部分も止めた部分です。
ある程度の築年数が経っている住まいだと見えない配管類も傷んでいるケースは多いんです。
中では、大工さん3人と櫛田さんで具体的な内容を打ち合わせしています。
お風呂の部分は湿気などで柱や土台が傷みやすいので、補強の仕方をどうしようかと現地確認をしながら話し合い。
前記事「上木崎の家 さいたま市 リフォーム事例 現場打ち合わせ」で図面に「ケミカル8本」とメモを残していましたが、それがこちら。
アンカー部分に使用する接着剤のことです。
土台と基礎コンクリートに穴を開けて、先ほどの接着剤を差し込みます。
その上からボルトを打ち込むと、ガラス管が割れて中で接着剤が広がり、固定される仕組みです。
この日の工事は無事に終え、次回は水回りの配管工事です。
日々工事は進んでいますので、今後も随時ブログにて状況をお伝えいたします。