針ヶ谷の家 さいたま市 中古マンションリノベーション事例 解体工事

リノベーションさいたま市針ヶ谷の家

■リノベーションの概要
老後のわがまま住宅 戸建て・マンション勉強会「60歳で家を建てる」に参加してくださったパルシステム埼玉の組合員のお客様。
家族構成は、50代のご夫婦2人暮らし。
中古マンションを購入、リノベーション後に引越して住み替える選択をされました。
設計は櫛田建築設計室の櫛田さん、施工は盟章建設にて行います。

9月14日(水)〜17日(土)は解体工事を行いました。
今回は全面改修に近いため、住宅設備機器類を外し、その後に壁や天井、床を剥がします。

キッチン廻りの解体から。

扉を外し、木の部分と蝶番(金属)に分けます。
撤去したものの分別は昔と変わり細分化されているので、一気に解体できず手間はかかります。

作り付けのクローゼットの建具も外します。

続いて、ベランダ側の壁。

窓廻りの額縁は、既製品額縁から無垢の木の額縁に交換します。
額縁は簡単に外せると思いきや、額縁をつけてから断熱材が吹き付けられていたため簡単には抜けず。
道具を駆使しながら、石膏ボードを剥がして額縁を撤去しました。
外壁面に断熱材を吹き付けていたため、結露が抑えられ内部が傷んでいなかったのは幸いでした。

解体工事が進み、櫛田さんも確認にいらっしゃいました。

間仕切りを撤去しました。

70平米弱のこじんまりした家でも、間仕切りがなくなるとどうでしょう。
広く見えませんか?

解体後の洗面所。

築26年ほどのマンション。
給水・給湯管がサヤ管を通して、交換できるものが使われていました。
傷んでしまっても交換ができるのがメリットです。
ただ、施工状況によっては、抜けないものも出てしまうのがたまにキズですが。
昔は鉄管など抜き差しができないものが主流でしたが、30年ほど前から変わってきました。

住宅設備機器類を外し終え、最後にフローリングを剥がします。

1枚ずつ糊で貼られいるので、地道な作業が続きます。

フローリングは遮音処理がなされたものが使われています。
マンションやアパートは遮音が特に大事ですからね…!
このフワフワが音や振動を吸収してくれます。

実は、初期の設計段階で家の遮音性能は決まってしまうんです。
ポイントは、コンクリートスラブの厚み。
床スラブは最低でも15cm、出来れば18㎝ほしいところです。

解体を終え、躯体の状態になりました。

北側の部屋から南側を撮影。

リノベーション後は、隣の部屋と行き来できる連続性のある間取りに生まれ変わるので、開放感が感じられると思います。

以上が解体工事の様子でした。
針ヶ谷の家の状況は、また動きがありましたらお伝えします。