埼玉木造建築協会の総会に参加してきました。
埼玉木造建築協会は補助金の受け皿団体。
僕たちのような各工務店は埼玉木造建築協会を通してJBNに加入できるような仕組みになっています。
補助金の受け皿と、JBNへの架け橋。
この二つの役割以上に、参加した方にメリットのあるグループに変えていこう!!と、昨年から動き始めています。
世代交代的な面もあり、増木工務店の齋藤さんに会長を務めていただいていますが、JBNとのかかわり、古い意味でのパイプも残したいということで僕が副会長をしています。
長らく、補助金の受け皿団体・JBNへの架け橋としての役割しかなかった分、集まってくださったのは一部の面々。
今まで活動が少なかったから無理もないですね。
これから活動の幅が広がっていることが周知されればと思います。
基調講演はウスクラ建設の薄倉さん。
明治創業の歴史のある工務店さんで、今は5代目なんだそう。
今回の趣旨は新しい工務店像の紹介。
ウスクラ建設さんでは新卒の若い人たちを積極的に受け入れているそうです。
独自色を出しながら経営にも、社員教育・人材育成にも注力されている、江東区江戸川区あたりでは知る人ぞ知る会社なんだとか。
3年前から毎年5人くらい新卒社員を入れていて、会社の体制としては若い人たちが社員の大半。
すでに来年度入社予定の方もやはり5人ほど決まっているとのことでした。
若い人だけで現場は回るの…?と思われた方も多いでしょうか?
実は、事業展開も若い人たち中心に回るように組み立てているそうです。
そのひとつが中古の家の買取再販。
工務店業は仕事が不定期なことが多いもの。
現場が動いているときはそこの現場に注力してもらい、現場仕事が捗ったときには自社で買取した家に手を入れてもらって、仕事の均一化を図り、大工さんが常時動いている状態を生み出す工夫をしているんだとか!
すごい!!
買い取ったお家はもちろんシンプルにリノベして再販、ということもあれば、モデルハウス化したり、開けた場所にしてレンタルスペース化したりと用途は様々。
今後は民泊事業や飲食店にも、と考えているそうです。
若い人の発想やパワーを生かし、若い人に生かされている。
そんな新しいスタイルの会社さんでした。
いろんな工務店像があって当然で、ずっと今までどおり、というわけにはいきません。
現にこの方の話を聞きたい!と集まった工務店の次世代トップの方々もいました。
埼玉木造建築協会の活動自体はまだまだ発展途上。
いろんなところに刺激がある。
今後もこのありがたい繋がりを活かして活動をしていきます。