ヌマーランド 草取り

地域活動ヌマーランド

6月18日(日)は、久しぶりにヌマーランドで草取りに参加してきました。
ヌマーランドは埼玉で評判の高い見沼田んぼの遊休農地を素人だけで運営している田んぼのことで、3年前から参加しています。

地元の農家の方々が高齢化に伴い耕作されていない田畑が増え、それを有効利用しようという考えから、ヌマーランドという活動グループが結成されました。
これは、素人の私たちが集まり、田んぼや畑の活用を通じて楽しむというコンセプトのもと、3年目に入った田んぼの活動です。

毎年、草との戦いが続いています。

我々の活動理念は「できる人ができる時にできることを行おう」というものです。
参加者が多ければ作業がはかどりますが、少人数の場合、士気を保つのが難しいこともあります。

昨年は草との闘いに敗れ、収穫できるお米の量が減少しました。
そこで、岡野村長が特許を持つ中島さんの除草法を見つけました。 この方法は、独特な道具で苗の間を押し引きするもので、中島さんからの指導を受けながら、草取り行いました。

今年は「ハイパー兵器」が登場しました!板の裏に1cm浮かせた状態でステンレス針金を張っています。
これを田んぼの土にピタッと密着するように配置し、前後に揺らすことで未育成のコナギの根に針金が絡まり、草だけが水面に浮かび上がります。
土から1〜2センチ上になる前に行う作業で、草が発芽する前の段階です。
草が浮かんだままで、紫外線や水の作用で自然に朽ちる仕組みです。
進行方向に対して縦横両方向に板を揺らしながら進めていきます。少なくとも8回は振る必要があります。

今週の金曜日までは主に草取り作業が行われ、土曜日には田んぼから水を抜いて天日干しを行います。新しい手法の成果が楽しみです。

担当範囲を設定して作業する様子です。背後には首都高速道路が見えます。
ここでは古代米(赤・黒・緑などの種類)を育てています。
仕事仲間のtarushiru設計の山本さんも参加しています。
草取りは仲間と共同で行う作業ですが、作業は個々の世界に没頭できるので無駄なことを考えず無我の境地に入れるのも楽しみの一つです。

猛暑の中、参加者の皆さんお疲れさまでした。