■概要
お客さまは、60代のご夫婦と息子さんの3人暮らしのご家族。
老後の暮らし方を模索していた時期に「60歳で家をつくる」勉強会に参加していただいた方です。
田舎暮らしや住み替えなどを検討した結果、「今の家を建て替える」という選択をされました。
60代ということもあり、これからのライフプランをファイナンシャルプランナーさんとともにしっかりと立てた上で、ご予算に合った設計を行って、老後の家づくりがスタートしました。
6月28日(月)は、さいたま市白幡の家の仕上げ打ち合わせを行いましたので、その様子をお伝えします。
お客様と一緒に、壁紙の柄や色のカットサンプルを見ながら確認を行いました。
写真に写っているのは、お客様ご夫婦と設計士の福田さん。
壁紙は色合いや表情をお客様と確認しながら土佐和紙を選びました。
すでに造作関係のものは取り付けられ、仕上げが進んでいます。
鴨居は3本引き。
溝3本、それぞれが長さが違う、突き止め加工です。
建具同士、戸の重なり、建具の幅を計算し、止める位置を決めて大工さんが切り込んでいます。
この段階で建具の幅も決まってしまいますので、慎重に計算をして加工を行う必要があります。
壁の板張りもしました。
材は杉。
よく触れる場所は、汚れが目立ったり、傷んだりするため、養生を兼ねて板張りにすることが多いです。
今回は赤みの材が手に入りましたので、色を合わせて施工しています。
何年か経つと赤みも白い部分も馴染んできますけどね。
押入れの中も板張りを施しています。
湿気が溜まりやすいので、無垢の板張りを採用。
先ほどの板と表情が違いますよね。
見える部分は、節の少ない綺麗な板を使用し、押入れなどの普段見えない部分はラフな材を使用することで、木の特性である調湿性能を生かしながらもコストが抑えられます。
今後もさいたま市白幡の家の状況を随時お知らせしていきます。