南町の家 蕨市 3階建鉄骨ALC構造のリフォーム事例 解体工事

リフォーム蕨市南町の家

■リフォームの概要
築30年、3階建鉄骨ALC構造のリフォームの蕨市南町の家。
60〜70代の独身3兄弟で住まわれており、終活の要素も含めてのリフォームです。

8月19日(木)に現況撮影をしたのち、8月中は解体工事をしました。
今回は解体工事の様子をご紹介いたします。

1F

1Fの解体風景です。
まずは石膏ボード類を取り、木だけを残しています。

天井を剥がしました。
天井の白い部分が、2Fの床を支えているALC板。
吊り木は再利用します。

2F

2Fの間仕切りを外し、一箇所にまとめました。
すべて芯に使っていた木で結構な量です。
撮影時は、写真奥の壁側の床は剥がし終わっていませんでしたが、写真手前側の床はALC板の床板で、この状態へと剥がしていきます。

オーディオルームの階段周辺の解体途中。
シアタールームなので、電線が多いですね。

だいぶ片付いてきました。
正面の壁の上下はALC板。
縦に木が通っているので、石膏ボードとの間で空気が動いてしまうため、リフォーム後は石膏ボードとの間をなくします。
部屋が寒いのは天井裏、床下で空気が動くのが原因なので、冬の寒さ対策としてはバッチリです。

オーディオルームの反対側。
右下には撤去した電線の束をまとめています。

撤去したものの分別はどんどん細分化されています。
今から30年くらい前までは木造住宅なら機械で一気に取り壊すことが多かったですが、分別処理が徹底した今はそうもいきませんね。

鉄骨ALC構造は断熱性が高いと言われていましたが、蓄熱はしても断熱性能は低いため、壁には断熱材のついた石膏ボードを増しばり、1階床には発砲ウレタンを吹き、サッシもインナーサッシを取り付けて断熱性を高めていきます。
また、天井にも壁よりも断熱性の高い断熱材付きの石膏ボードを張り、屋根面には遮熱塗料の塗布を予定しています。
今後も南町の家の状況は随時お伝えしますので、お楽しみに。