■リフォームの概要
築30年、3階建鉄骨ALC構造のリフォームの蕨市南町の家。
60〜70代の独身3兄弟で住まわれており、終活の要素も含めてのリフォームです。
9月下旬は内部の断熱工事を行いました。
今回はその様子をご紹介いたします。
まずは壁断熱。
ALC構造の板自体に気泡がたくさん含まれているため、断熱性能があると思われていました。
しかし、「夏は暑くて、冬は寒い」といった住み心地。
南町の家では断熱改修も行うため、板状の断熱材を外壁面に胴縁を介して直接張ります。
撮影場所は階段になる部分で、梁型を出して施工すると梁が干渉してしまうため、壁のすぐ裏で断熱を取るようにしています。
窓は奥に引っ込んだようになっているため、内窓を設置して断熱性を高めます。
続いて、床下断熱。
鉄骨ALC構造は断熱性が低いため、足元も寒い状態です。
寒い原因は、床下の空気が動いてしまうため。
この問題をクリアするために、床下に発泡ウレタンを吹き付けました。
厚さは薄いところで10cm、場所によっては20cmほど。
これで足元の寒さは解消されるでしょう。
今回の断熱工事は、問題なく終えることができました。
今後も南町の家の状況を随時お伝えいたします。
どうぞ、お楽しみに。