盟章建設で新しい案件がスタートしました。
■リノベーションの概要
築25年、2×4(ツーバイフォー)工法のさいたま市西堀の家。
お母様が一緒に住まわれるという事で、単世帯を二世帯に変更する大規模リフォームです。
6月4日(火)から解体工事を進め始めましたので、その様子をお伝えします。
まずは1階リビング解体の様子。
左側の壁に描いてある子供たちの絵は残念ながら残せず…。
建てた当初は和室だったこちらの場所。
一度洋間にリフォームをしていましたが、新たにメインキッチンになります。
柱は2×4。
2階を支えている縦のスタットは抜いた後の補強も考えます。
手前の柱には子供達の成長記録があり、こちらは残します。
続いて、キッチン。
新たにお母様の寝室になります。
そして、お風呂場。
在来浴室です。
在来浴室は、断熱性が低く浴室内が冷えやすい、お湯を何度も沸かさなければならない、タイル張りの床が冷たいなどの弱点があります。
タイルを剥がして解体してみると、中は湿気がたまり、カビで真っ黒でした。
タイルが張ってある下地のベニヤ板の裏を見てみましょう。
タイル目地から水が入り、このような状態に。
触ると滑りけがありました。
お風呂場なので、高い湿度と温度、そして木材はシロアリが大好きな環境です。
幸い今回はシロアリの被害は見受けられませんでした。良かった。。。
特に水回りは開けてみないと中の様子がわかりませんからね…。
水回りの対応もしっかりと行っていきます。
2×4工法という言葉を耳にすることはあるかと思いますが、ここでどのような工法なのか少しご説明します。
家を建てるときに使用される角材のサイズが「2インチ×4インチ」であることから、2×4工法と呼ばれています。
この均一サイズの角材と合板を接合して、柱や梁の代わりに壁、床、天井、屋根部分を構成し、それらを組み合わせて箱状の空間をつくっていく工法です。
2×4の他にも、2×6(ツーバイシックス)、2×8(ツーバイエイト)、2×10(ツーバイテン)も存在します。
簡単に説明すると、日本の伝統的な住宅工法である在来工法は、「線=柱と梁」で家を組み立てるイメージに対して、アメリカやカナダで普及率の高い2×4工法は「面=木を張り合わせたパネル」で家を組み立てるイメージ。
2×4工法のリノベーションは、構造的要因から大きな間取り変更は行うことは基本的にできません。
しかし今回の案件は、構造自体はいじらないため、リノベーションを引き受けさせていただきました。
本日より、西堀の家 さいたま市 2×4工法のリノベーション状況を随時お知らせしていきます。