■リフォームの概要
築25年ほど、先代が新築で建てさせていただいた上尾市箕の木の家。
住まいに不具合があり、断熱・耐震改修、メンテナンス込みのリフォーム依頼をいただきました。
補助金は、住宅・建築物需給一体型等省エネルギー投資促進事業費補助金(次世代省エネ建材の実証支援事業)です。
まず、リフォームに至った経緯を詳しく説明しますと…。
箕の木の家は、私の先代が建てた築25年ほどの住まいです。
建ててから長年経過すると不具合も出てきますよね。
床の傷や歩くとフカフカするのが気になったり、昔とは暮らし方も変わりお風呂やキッチンも変えたい、メンテナンス込みでリフォームのご相談をいただいたのがきっかけでした。
これまで外部塗装は行ってきましたが、「今のタイミングで気になる箇所を一気に、どうせやるならしっかり工事したい!」とのことでしたので、「それなら、一般的なリフォームにプラスして耐震や断熱も考えたらどうですか?」とご提案させていただきました。
住宅・建築物需給一体型等省エネルギー投資促進事業費補助金(次世代省エネ建材の実証支援事業)が付けられる内容の工事なので、7月中旬に申請をして、お盆明けに交付決定し通知書が発行されました。
この補助金は、CO2削減や2050年カーボンマイナス問題に向けての準備として環境省で進めていこうとしている流れの一つとして行っています。
一般社団法人環境共創イニシアチブが次世代省エネ建材の実証支援事業として、使う建材がどのくらい効果があるのか検証したいとのことで、外張り断熱改修のデータが少ないため「外張り断熱でやった場合の工事」で補助金が下りるという内容です。UA値は0.6以上(ZEH基準以上)にすることが前提です。
1/2補助で最大で300万円の補助金が出ます。
外張り断熱工法は、(株)ダンネツのDAN壁(だんぺき)。
サッシはYKK APのカバー工法、(株)栗原の樹脂サッシ「RAKUE」、YKK APのインナーサッシ、玄関ドアもYKK AP、サッシ交換ができないところはガラスの交換で対応します。
ガラスには日本板硝子(株)の真空ガラス スペーシア入れます。
11月末までに工事を終え、12月中旬までに完成報告をしなければいけません。
住みながらのリフォームをのため、お互いに気を遣いながら進めていこうと思います。
前置きが長くなりましたが、そろそろ本題に入りましょう。
今回は10月8日(金)に行った断熱改修についてご紹介いたします。
外張り断熱をするにあたり、耐震改修もしなければいけません。
そのため外壁を剥がす必要があり、電気屋さんが照明などを外してくれました。
壁をクリアにしてから、断熱工事に入ります。
住みながらの工事のため、配管類・コンセントなどは活かした状態で外しました。
続いて、サッシを取り付けます。
このサッシは、(株)栗原のRAKUEです。
障子を外して、樹脂フレームの位置を合わせて取り付けました。
サッシ取り付け後、養生をして発泡ウレタンを吹いて固定します。
発泡ウレタンを充填して固定する工法は盟章建設では初。
隙間にも断熱材が入るので断熱にも優れ、良い方法ですね。
はみ出した部分は後々カットします。
続いて下屋部分。
写真上部が屋根、下部は天井になります。
天井上にグラスウールを充填する予定でしたが、梁上まで断熱材が連続しないと効果がないため、屋根面で断熱を取ることにしました。
トラックに積んである2つのドラム缶には発泡ウレタンになる液が入っています。
ここからノズルで引っ張り2液が混ざり合わさると、化学反応が起こりモコモコのフォームになります。
実際の施工状況がこちら。狭いスペースでの作業は大変です。
本日より、箕の木の家 上尾市 補助金を使ったリフォーム状況を随時お知らせしていきます。
今後どういう風に変化するのか、乞うご期待ください!