■リフォーム概要
今回お伺いしたのは、足立区綾瀬にあるお宅です。
お客様は山本さんと深い関わりを持つ方で、断熱改修会議にも参加されている埼玉市役所にお勤めの方です。昨年の夏に行われた芝川小学校の遮熱ワークショップにおいて、行政側から声をかけていただいた方でもあります。
ご自宅の断熱改修も検討されており、現在山本さんと共にそのプロジェクトに携わっています。
自宅において、寒さや暑さについての課題があり、6月19日(月)ご訪問いたしました。
過去に訪問販売的なリフォーム業者から、屋根の改修が必要であると提案されたことがあり、その提案が適切かどうかという相談をいただいたことがきっかけでした。
私たちからは、同時に断熱改修なども検討すべきだとのアドバイスをさせていただきました。
屋根の状態を確認したところ、早急に対処すべき状態であることが判明しました。
棟板金が外れてしまっており、台風シーズン前には対処が必要です。
足場を設置するので、同時に外壁塗装も並行することをご提案させていただきました。
合せて、寒暖の差に関する課題から、断熱改修の検討も行われました。
小屋裏の状況を示す写真です。
雨漏りのチェックも含めて行ったところ、雨漏りは見当たりませんでした。
この住宅は中古で購入されたもので、リフォームの歴史は不明ですが、断熱材の配置が不適切な状態でした。
天井面に均等に断熱材を敷き詰めないと、十分な効果が得られないからです。
そのため、床下と小屋裏(屋根)に断熱補強が必要と提案させていただきました。
屋根断熱の方針が採用されることとなりました。
しかしながら、酷暑が続く天候では屋根裏の施工は職人さんの安全に影響を及ぼす可能性があります。
状況によっては、夏の間の施工は難しいかもしれません。
温度変化や作業可能性を見極めるため、点検口そ設置し計測機器の設置も行いました。
雨漏りが発生していないことは幸運です。
同じ場所から別の角度で撮影しました。
屋根の修理は7月下旬に行われる予定です。
その後、断熱改修(小屋裏と床下)に取り組む予定です。
本日の作業は無事完了です。
携わってくれた皆さん、お疲れ様でした。
今後の経過もお伝えできればと思います。