何年か前、外壁塗装をさせていただいたお宅。
当時の話にはなりますが、屋根がコロニアル葺きなので屋根塗装も、という話で足場を組んで確認したところ、屋根の状態も良くなく…。
急遽カバー工法で増し葺きをして対応させていただきました。
また、それだけでなく、バルコニーの笠木の収まりも良くなかったのですが、予算の都合上、笠木の交換は棚上げ状態になっていたんです。
そのお宅から年末に「バルコニーの塗装がボロボロになっていて…」との連絡がありました。
状況を確認しに伺うと、なんとも酷い状態に。
内側だけでなく外側も。
確認したところ笠木が原因ではないかと推測します。
表面の塗装の劣化ではなく、笠木と外壁材の隙間がなく、この部分から雨水を吸い上げることになり、内側が水分に晒されて、板と塗装が肌別れしてしまっている可能性があります。
ですので、このまま塗装をしたところでまた近いうちに同じような状態になってしまう、とお伝えさせていただきました。
壁の中がどうなっているのか剥がして確認する必要があるのと、笠木も交換しないと…ですかね。
お金もかかるので、保険が効くかお客様に現在確認していただいています。
もともと中古住宅を購入されたということもあり、途中経過がわからない状態なんです。
シーリング処理をされていた形跡も見られましたので、前のオーナーさんが住まわれていた頃から何らかの問題はあったのではないでしょうか…。
定期的なメンテナンスはもちろん、正しく施工してくれるパートナー会社さんを見つけることが大事です。
こちらの案件は、また動きがあり次第ご紹介いたします。