設計事務所の小林さんより連絡を受けて火災現場の復旧のお手伝いをする事となりました。
事の経緯は、火災にあったお宅の片付けを手伝っていた業者さんから小林さん宛てに「片付けはできますが復旧工事はできません」との連絡があり、小林さんから「髙橋さんお手伝いできませんか?」との事で4月28日(木)に現況確認へ伺いました。
3人ご家族+お母様の4人暮らし。
リフォーム何回かしていたようで、築40年近くは経っているのではないでしょうか。
火元はお母様が使っていた南東の角部屋。
コンセント周りに埃が溜まってショートしたのが原因のよう。
アルミ、サッシは熱で溶けてしまい、ベニヤ板で仮塞ぎの状態になっていました。
外壁を剥がして、骨組みにして補強をし直す必要がありますね。
部屋の内側から撮影してみました。
天井も落ち、梁、母屋、垂木、野地板も火の影響を受けて墨状に。
片付けが終わりこの状態だったので、当時は相当悲惨だったと思います…。
こちらの部屋は、防音室仕様だったこともあり遮音シートなどのおかげで延焼が食い止められたのが不幸中の幸いでしょう。
隣の部屋は、直接の火の影響は受けていませんでした。
焦げ臭さやススの影響はありましたけど、初期段階で食い止められてよかったです…。
ちなみに写真の小林さんは、復旧工事で必要になる寸法採りをしています。
水廻り、お風呂、洗面所も煙と熱の影響を受けて、扉は熱で溶けてしまっている状態。
ちなみに、部屋の位置関係は先ほど小林さんがいた部屋の左側がお風呂場、右側が火元の部屋です。
お庭で井戸を発見。
昔懐かしい手動式。
井戸があると、断水などの災害時にトイレや手洗いに利用することができたり、水道代の節約となにかと便利です。
撤去せずにいつでも使える状態にしておくと、何かあった時に役立つかもしれませんよ!
現在、火災保険の申請のための見積書作りをしています。
また動きがあればお伝えします。
最後に、皆さん火事にはくれぐれも注意してください!