林業ハイキングに参加しました

イベント地域活動

7月29日(土)ときがわ町で行われた林業ハイキングに参加しました。

「林業ハイキング」は、堂平山の頂上に位置する堂平キャンプ場をベースキャンプとし、 近隣の町有林(町が所有する林)を巡りながら 山の実態を肌で感じ、山の人々からの話を聞き、山の環境を体験する企画です。

主催は「住まいるぱる」です。
「住まいるぱる」は、パルシステム埼玉が埼玉県住宅建設事業協同組合と業務提携し、住まいのお悩みに対応するサービスを提供しています。
私たち盟章建設は埼玉住協の一員として、住まいるぱるの運営に携わっています。

山へ足を運び、その体験を通じて得られる喜びは非常に心地よく、日常の騒がしさから離れて森林浴的なひとときを楽しむことができます。

堂平山は標高約870mと、軽井沢と同じ高さです。

日本一暑いところで暮らす埼玉県民にとって、この高さは魅力的です。
山の涼しい木陰に入ると、日向の暑さから一転して爽やかな風が吹き抜け、 汗をかくことなく山中を歩ける快適な空間が広がっていました。

実際に山の中の様子

林道(伐採のための仮設の林道:作業車が通れるような道を作る)を歩きながら、 山の生態や木についての情報を交換し、楽しいひととき。

実際に林道を作って間伐を行ってくれた林業家の井上さん、ときがわ町観光課の伊得さん、ときがわ木材さんの田中さんや設計士の福田さんから山と家の関係についていろいろな話をお聞きしました。

山の整備が進んでおり、木々の間から太陽の光が差し込み非常に良い環境です。
場所によって、町有林では間伐など手入れが行われており、民有地では手入れが行われずに鬱蒼とした状態になっている箇所も見受けられます。

みんなで町有林を歩いている様子

まだ間伐されていないエリアもあります。
木々が密生しており、枝や草が生い茂っていて景色的には雑然としています。

こうした状態はなかなか入ることができないものですが、逆に手入れの行き届いた場所もあり、このような違いを通じて木の種類や成長の仕方を理解することができました。

上を見上げれば青空が広がっています。下ばかり目が行きがちですが、木々の間から青空が見える素敵な景色があることもぜひ知っていただきたいポイントです。 木々が風を遮ってくれる心地良さや、山の自然に守られている感覚を味わうことができます。
しかし、山も気まぐれな側面があり、大雨時には山に入ることが恐ろしい体験となることもあることを忘れてはいけません。

最高のビューポイントからは所沢のドーム球場や夜には隅田川の花火が見え、こうした景色もイベントの楽しみの一つです。

山歩きを楽しみ、その先に待つ景色に感動する瞬間は何よりのご褒美です。

山火事の被害を受けたエリアです。

焼けた地から成長した松の姿も印象的で、自然の力強さを感じます。

天文台からは、遮るものがなく素晴らしい景色を一望できます。

奥の方には東京方面の景色が広がっています。 天気が良ければ、東京タワーやスカイツリー、レインボーブリッジ、横浜のみなとみらいなども見えます。

地面に残る足跡。

こちらは鹿の足跡(3つの爪)ですね。
新しい足跡で前の晩か朝にできたものだと推測。

こちらは猪さんの足跡
豚さんのように爪が二つに分かれているのが特徴です。

お昼には地元産の無農薬野菜をたっぷり使ったお弁当をいただきました。
女性にも喜ばれるヘルシーなメニューで味も絶品!

林道の歩行や林業家の話、木の種類の違いや間伐の重要性、町有林と民有地の違いや、自然の再生力など山にまつわる情報や山の中に秘められた魅力を知ることができました。 こんな素敵な体験ができるにも関わらず、まだまだ参加いただけることも少ないのも事実。
山の魅力をみなさまに知っていただきたく、次回開催時には参加いただけますと幸いです。

今回の林業ハイキングを通して、交流を深めながら山の魅力を存分に楽しむことができました。

参加のみなさま、本当にお疲れ様でした。

またの機会を楽しみにしています。