■リノベーションの概要
老後のわがまま住宅 戸建て・マンション勉強会「60歳で家を建てる」に参加してくださったパルシステム埼玉の組合員のお客様。
家族構成は、50代のご夫婦2人暮らし。
中古マンションを購入、リノベーション後に引越して住み替える選択をされました。
設計は櫛田建築設計室の櫛田さん、施工は盟章建設にて行います。
10月5日(水)は、床の下地工事を行いました。
針ヶ谷の家はマンションのため、支持脚の上に床下地となるパネルを敷き、その上にフローリングを施工する置床工法です。
写真右手前の防振アジャスターとパネル受台座で床パネルを支えます。
床面とスラブ面の間の隙間により、遮音性が確保できます。
置床遮音フロア材は櫛田さんからご指示いただいた、淡路技研のアジャスターフロア。
床の高さが極端に違う箇所があるため、支持脚の長いもの・短いものを組み合わせながら床の水平を取ります。
こちらは床スラブから床仕上げまでの高さが低いところ。
床パネルは中央の金具に干渉しないよう、斜めにカットしています。
こちらは床スラブから床仕上げまでの高さが高いところ。
パネル受台座の内部ボルトを回すことで高さ調整ができるようになっています。
高さ調整後、穴にボンドを入れて固定します。
壁際には際根太を入れた上で、床パネルを乗せます。
際根太は、床を支えるために壁に取り付ける根太のこと。
マンションでは置床工法で床の施工を行いますが、壁際が弱くなりやすい欠点があります。
際根太を取り付けることで、床材にかかる荷重を受け止めて床が沈むのを防げます。
床パネルが張り上がり、高さが均一になりました。
床下地が完成し、間仕切りの設置位置に墨出しをするために、櫛田さん、職人さんと打合せをしました。
以上が床下地工事の様子でした。
針ヶ谷の家の状況は、また動きがありましたらお伝えします。