■概要
私が理事を務めています(一社)埼玉いえ・まち再生会議へ「終の住処を建てたい」とのご相談をいただきました。
これまで何社かに相談されており、なかなか上手く事が進まなかったようです。
様々なご縁があって、ラフプランは埼玉いえ・まち再生会議理事の小山さん、実施設計はARU田口設計工房の田口さん、施工は盟章建設として携わらせていただくこととなりました。
大工さんの木工事もいよいよ佳境を迎え、3月27日(月)の工事中の様子をご紹介します。
大工さんの作業場で作られた2Fの吹き抜けに設置する手すり兼本棚が搬入されました。
柱を挟んで左右に組み上げ、背板は現場で取り付けます。
こちらも同じ手すり兼本棚。
埼玉県産材のスギを使っています。
階段の壁圧を利用してCDラックも造作です。
お客様は本やCDをたくさん所持されているので、手すり壁は塞がずに有効活用!
幅90cmが5段組で収納にも困りません。
名目上はCDラックですが、文庫や新書を入れてもOK。
続いて、押入れの造作。
押入れは湿気がこもりがちのため、調湿作用の高い無垢のスギ板を張っています。
押入れと室内化粧に使う板は使い分けていて、押入れは木の呼吸を重視しているため見た目の良いものでなくていいのです。
写真は、板を重ね張りするために釘を打つ場所の墨出しをしているところ。
最後は設計の田口さんとお客様の打合せ風景。
作業が進むにつれ、お客様の希望が変わることも。
元々計画していた位置に家具を置いていいのか?この棚は本当にいるのか?などの最終確認を行います。
また、木製建具を全て建具屋さんにオーダーすると高価になるので、半既製品で対応します。
オーダー前に依頼するデザイン確認なども行いました。
ちなみに、お客様から埼玉県産材補助金の確定通知が届いたとのお話もいただきました。
近々入金になりそうですね。
以上が木工事のご紹介でした。
本郷町の家の状況は随時お伝えします。