■概要
私が理事を務めています(一社)埼玉いえ・まち再生会議へ「終の住処を建てたい」とのご相談をいただきました。
これまで何社かに相談されており、なかなか上手く事が進まなかったようです。
様々なご縁があって、ラフプランは埼玉いえ・まち再生会議理事の小山さん、実施設計はARU田口設計工房の田口さん、施工は盟章建設として携わらせていただくこととなりました。
今回は5月18〜19日に行った塗装の様子をご紹介いたします。
無垢床、建具、枠、家具など、手で触れる部分の汚れや手垢防止をご希望され、木部の塗装にて対応することに。
ゴールデンウィーク直前のご依頼でしたので、連休明けに工事の手配、施工を行います。
塗装の際、塗料が垂れる可能性を考慮し、床の養生の撤去作業を一時停止。5月中旬に作業を再開となりました。
床の塗装は、クリーニングを終了後、塗装開始。床以外の部分は先行して塗装が行われました。
こちらの写真は建具塗装の様子。家具や枠なども同様に塗装が施されます。
お客様より「メンテナンスを楽にしたい!」とのご要望があったため、塗料は水性ウレタン塗装を使用することに。自然塗料を使用することも検討しましたが水シミが出る可能性があるため、水性ウレタン塗料を採用しました。
また、アレルギーをお持ちとのことで、塗装を行う前には匂いを嗅いだり、パッチテストをすることで事前に塗料を使用しても体に影響がないことを確認したうえで採用を決定しました。
水性ウレタン塗装には艶消しや艶ありを選択でき、今回は艶なしを使用しています。
同日にはバルコニーの設置も実施。
バルコニーにおいてもメンテナンスを容易にするため、アルミニウムの既製品を選択。アルミニウムの色は外装の色と調和するよう選びました。(30年近くメンテナンスなしで使用することも可能。)
今回はご要望に合わせアルミニウムを使用しましたが、何を重視するかによって選択肢は変わることもあります。
踏み台の1回目塗装を終え、仕上げ塗装の前に木の表面清掃(ペーパーがけ)を行なっている様子です。
塗装作業は下塗り→ペーパーで表面のザラつき除去→2回目の仕上げ塗装の順で行われます。
木の表面にざらつきのあるまま仕上げると毛羽立ちが生じるため、ペーパーがけをし綺麗に表面を整えた後で仕上げ塗装を行います。裏に見える家具や天板には今後人造大理石が取り付けられる予定となっております。
ペーパーで整えた後の仕上げ塗装をしている様子です。
1回目の下塗りには日にちを置き、ペーパーと仕上げ塗装は同日に行うことができます。塗装作業はこの2つの工程で完了します。