この度、新しい案件がスタートします。
■リフォームの概要
私が代表理事を務めています埼玉住協に新しく組合員となった櫛田建築設計室の櫛田さんからお声がけいただいて上木崎の家のリフォームに携わることとなりました。
上木崎の家は元々オーナーさんのご実家で、相続が発生し、70代のご夫婦がこちらに移り住むという計画のもと、さいたま市の耐震診断を受けて、弱点が見つかったとのことで耐震補強と合わせてリフォームも行います。
予算内で安心して暮らせる家、暖かく暮らせる家へと生まれ変わらせるために、櫛田さんとタッグを組んで取り組みます。
12月18日(土)は、解体の様子を撮影しましたので、ご紹介いたします。
まずは玄関です。
下駄箱があったスペースで、耐震補強をする部分をむき出しに。
窓は活かすか、無くすかは櫛田さんが耐震設計のチェック中です。
続いてダイニングキッチン。
キッチンを外しました。
グレーの給水・給湯の配管が柱を突っ切っているのが少々気になるところ…。
柱の補強もしっかりと対処する必要がありますね。
そして、写真左側に見える断熱材(50mmのグラスウール)が入っていましたけど、これではほとんど断熱効果は期待できません…。
当時としては一般的なんですけどね…。
この様なお宅が実は大変多いのが現実、大きな問題です。
続いてお風呂場。
タイルを剥がして、耐震補強をします。
左下の壁に見える白いものバランス釜があった場所。
バランス釜とは給湯設備で、最近は耳にすることもほぼなくなりましたね。
家の外から吸気した空気を使ってガスを燃焼し、燃焼したことで発生する排気ガスは外へ排出するというシステムでお湯を作ります。
昔は大きな浴槽は入れられず、畳半畳くらいの深くて狭い真四角の浴槽に膝を抱えて肩まで浸かっていた時代が懐かしい…。
ご高齢だと深い浴槽を跨ぐのも危険ですし、洗い場との深さも考慮する必要がありますね。
タイルの浴室は目地から水が回りやすく、中でカビが生えたり、木が腐っていたり、シロアリが発生したりするのですが…。
残念ながらそのような影響が見られました。
出入口、窓台は水が回りやすい部分なので、この辺も入れ替えたり、補強が必要です。
最後は和室からお風呂場を撮影しました。
和室は畳から床に張り替えます。
また、押入れは撤去して、タンス置き場になります。
正面の壁に基礎があるかどうか不安でしたが、解体してみると基礎があったので、こちらは耐震補強の壁に。
こんな感じで解体をし、日々工事は進んでいきます。
これより、上木崎の家 さいたま市 リフォーム状況を随時お知らせしていきます。
どのように変化するのか、乞うご期待ください!