■リフォームの概要
私が代表理事を務めています埼玉住協に新しく組合員となった櫛田建築設計室の櫛田さんからお声がけいただいて上木崎の家のリフォームに携わることとなりました。
上木崎の家は元々オーナーさんのご実家で、相続が発生し、70代のご夫婦がこちらに移り住むという計画のもと、さいたま市の耐震診断を受けて、弱点が見つかったとのことで耐震補強と合わせてリフォームも行います。
予算内で安心して暮らせる家、暖かく暮らせる家へと生まれ変わらせるために、櫛田さんとタッグを組んで取り組みます。
本日は、最近行なったキッチン取り付け、キッチン配管の結び、左官工事、造作工事の様子をご紹介いたします。
まずは1月28日(金)に行なったキッチン取り付けから。
全体的な予算などもあり、「キッチンはリーズナブルなもので」というお話しでしたので、今回はハウステックさんのシンプルなI型キッチンを採用。
スムーズに取り付けられました。
正面の出窓に吊り戸棚が被ってしまうので、裏側には下地を入れて、吊り戸棚を止めるための骨組を入れています。
キッチン取り付け後、水道屋さんはキッチンの給水管と給湯管を繋げる結びの作業に入ります。
無事につなぎ終えました。
右が給水、給湯、左のグレーの管が排水。
右側の白い桶は、水受けタンクです。
この役割は、シャワーヘッドからホースを伝って水が下に落ちるのを防ぐため。
と言っても、水漏れはごく稀なことで、通常このタンクに水はほとんど溜まらないのでご安心くださいね。
続いて、2月3日(木)に行なった左官屋さんの作業。
もともと京壁(関西地方で採れる味わいのある色土を塗って仕上げた壁)でしたが、砂漆喰に塗り替えます。
まずは京壁を剥がすために、前処理として剥離剤を塗っています。
こちらの左官屋さんは、櫛田さんのご紹介で知り合いまして、年齢はなんと40代…!!
職人さんの中でも左官職人は特に高齢化しているので、40代は希少です。
将来ロボットや機械に仕事を取られてしまうのではないか、と不安になる方も多いと思いますが、左官職人はとてもクリエイティブな仕事なので、人の手には代えられません。
今後も技術のある優れた左官職人は必要とされるので、将来性抜群といっていいと思います。
左官職人、狙い目ですよ!
そして、2月5日(土)に行なった造作工事。
屋外と室内の断熱空間を熱的な境界を作るため、玄関から廊下部分に引き戸を入れます。
鴨居にレールを埋め込み、引き戸を上から吊るすので、そのための溝を掘っています。
キッチンにある吐き出しの大きな窓には、寒さ対策として、ハニカムスクリーン(断熱性を高めたもの)を設置します。
準備段階として、窓枠をジャッキアップしながら調整中。
窓が大きいため、1枚とはいかず、真ん中で分けて計2枚の取り付けになります。
こちらで、大工さんの工事は最終に差し掛かりました。
日々工事は進んでいますので、今後も随時ブログにて状況をお伝えいたします。