埼玉木造建築協会の会員として、増木工務店さんのコンセプトハウス『トコみど』の完成見学会に行ってきました。
埼玉木造建築協会は家づくりネットワークと同じような、補助金の受け皿団体。
また、僕たちのような各工務店は埼玉木造建築協会を通してJBNに加入できるような仕組みになっています。
補助金の受け皿と、JBNへの架け橋。
この二つが今までの埼玉木造建築協会のありかたでした。
今年度からこのような役割だけでなく、もっと組織を活性化していきたい!ということで舵を切ってくださったのが、増木工務店の齋藤社長さん。
埼玉木造建築協会の会長をしてくださっています。
そして、実は僕が副会長です。
『トコみど』は10年ほど前に増木工務店さんが建てた家をオーナーさんから借り受け、性能リノベしてコンセプトハウスにしたもの。
建物自体の性能をアピールする場というだけでなく、実際の暮らしを体感してもらえるような工夫もしているそうです。
オーナーさんが大事にしていたお庭の木々や植物はそのままに、広いお庭を生かして家庭菜園のようなこともしているんだとか。
こちらは埼玉木造建築協会でJBNへの窓口を担ってくださっているモック株式会社の榎本社長さんと、左側にいるのは営業担当の鏑木さん。
増木工務店の齋藤さんのご挨拶から、見学会スタート。
営業担当の方がコンセプトハウスの概要を説明してくださいました。
数枚の写真を見てお分かりいただけたかと思いますが、10年くらいしか経っていない分、リノベ前からお家の中はとても綺麗だったそうです。
性能リノベーションでは壁をはがして内側から耐震・断熱を施していくものですが、こちらのお宅の場合は室内の壁は敢えて触らず、外から断熱改修をしたんだとか。
断熱の構造はこちら。
こちらは耐震設計を担当された松本設計の平間さん。
『トコみど』には即時耐震診断装置がついているそうです。
家の中に数か所あるセンサーからモニターに情報が飛び、この家には「こんな問題が生じる」「問題なし」など随時判断してくれる優れもの。
こちらが現物。
じっくりお話をしてくださいました。
AIを使っての耐震もあるんですね。
とても勉強になりました。
こちらのコンセプトハウス、暖房は付けていないとのことでしたがとても暖かく居心地の良い空間でした。
断熱改修することでお家の性能はぐっと上がります。
夏涼しく、冬暖かい。外気温に左右されない。
単純に体への負担が少ないというのは、暮らしのクオリティを上げることにもつながるのではないでしょうか。