遡ること約1年前。
築30年ほどの住まいに住むご近所さんから受けていた外部空間の修繕相談。
なかなかタイミングが合わず修繕まで時間を要してしまいましたが、6月1日(水)に工事をしました。
※以前の記事はこちら
今回の修繕内容は、
①リビング前にある靴脱ぎ台の上にある傷んだ木製スノコの修繕。
②和室前の濡れ縁スペースの修繕。
の2箇所。
まずは、①リビング前にある靴脱ぎ台の上にある傷んだ木製スノコの修繕から。
もともとコンクリートの上に木製スノコが敷いてあり、経年劣化による腐食で傷んでいました。
スノコを撤去。
同時に、②和室前の濡れ縁スペースの修繕も。
こちらも腐食が進んでいました。
靴石は、複雑なものからシンプルなものに。
メイン大工の鈴木さんに加工をしていただきました。
スノコもベンチも、ときがわ町のヒノキ材を使います。
材の面取りをしている、鈴木さんのところの見習い大工のユカさん。
こうして現地で寸法を測って材を加工して組めば、失敗も無駄もありませんからね。
木製スノコが完成しました。
コンクリートを囲うような形に。
ちなみに雨対策として、コンクリート上にはゴムを引いてスノコとコンクリートの間は浮かせています。
あえて塗装をしないことで、経年変化の良さを楽しんでいただけます。
雨が降るたびにヒノキのいい香りがするはず。
身近な材を使っても10年くらいはもつものなので、積極的に県産材はとり入れていただきたいものですね。
濡れ縁スペースも完成。
真ん中には2本の束がありましたが、長さ的に1本抜いても問題なさそうだったので計3本に。
見違えるほど綺麗になりました!
かなりのお時間を要してしまいましたが、ご依頼ありがとうございました。
またお悩みや気になる部分がございましたらお気軽にご連絡ください。