大戸の家、基礎の耐震補強の後編です!
前編では基礎が入っていないところに打ち増しすることによって耐震補強をしましたが、今回はもともとあった基礎への耐震補強です。
当然ながら、建築当時の基礎の中には鉄筋が入っていません。
その上に耐力壁を乗せるとコンクリートの方が負けてしまいます。
そのため、今回はアラミド繊維を張ることで耐震補強することになりました。
まずは主剤と硬化剤を練り混ぜます。
アラミド繊維を張り…
アラミド繊維を貼り…
その上からまた主剤と硬化剤を塗ります。
こうすることで、なんと鉄筋が入っているのと同じくらいの強度にできるのです!
すごい…!
基礎の耐震をやってこその耐震補強なのですが、手間もお金もかかります。
こちらのお宅は基礎が高いので作業がやりやすい方でしたが、基礎が低いお宅だと大工さんも作業が大変。
そのため、「基礎の耐震補強はやらなくて良いかな…」というパターンになりがちです。
耐震補強をお考えの方は、ぜひ基礎からご検討ください。