さいたま家づくりネットワーク 定例会

家づくりのエッセンスさいたま家づくりネットワーク

さいたま家づくりネットワークの定例会に参加してきました。
定例会は住宅の高性能化にからめて我々が知っておかなければならないことからテーマを決めて、知識を深める場を担っています。
今回は第2回目。テーマは「空調・換気」です。

まずは会長である高橋政雄設計事務所の橋本さんにご挨拶いただいているところ。

次に日本住環境の釣本さんによる「換気とは」という概論の講義。
釣本さんは色々な場所で講師をされている方。
所属は日本住環境ですが、第三者的な立場で全般論をお話してくださいました。
釣本さんは話がお上手!ユーチューブもやっているんだとか。

各社から自己紹介があり、そのあとはパネルディスカッションに移りました。
パネラーとしては佐藤さんと山本さん。
そして、日本住環境さんと、換気メーカーさんが並びます。
司会は水村さんです。
パネラーのみなさんそれぞれに得意分野があるので 我々から質問をさせていただきました。



その中で、佐藤さんからはパッシブ換気についてのお話が出ました。
換気には大きく3種類あります。
第一種換気は、吸気も排気も機械。 
昔は一般的ではありませんでしたが、昨今は住宅の高性能化に伴い範疇に。
第二種換気は、吸気が機械で排気は自然。 
病院の手術室など、ハイレベルな換気システムが必要な場所に使われます。
第三種換気は、吸気が自然で排気が機械。 
こちらはごくごく普通の換気システム。

パッシブ換気はというと、上記3種のどこにも属さない、いわば第四の換気といえます。
空気の重力差だけで、「消極的に」換気するシステムです。

どの換気システムを使うにしても、気密性がしっかりしていないと成り立たちません。
高性能な第一種を使っていれば安心かと言われればそうでもなく…。
お家の中の空気によどみがあれば夏は暑いし冬は寒いのです。
どの換気システムでも、その性能を最大限発揮させるためにはどんな設計が必要か考えなければなりません。

家はお隣さんとの距離や、日当たりなど、個々に違う環境に建てられます。
僕たち工務店の強みは、その個性に寄り添った家づくりができること。
周辺環境を見極めて空調設計をすることで、地球にも人にも優しい気密性の高い家づくりが実現できます。
ご興味のある方はぜひお問い合わせください。