あついぜ さいたま! 芝川小・遮熱フェス2022 セミナー開催

地域活動ワークショップ

8月5日(金)に開催される「あついぜ さいたま! 芝川小・遮熱フェス2022」に先立ち、7月30日(土)にセミナーを開催しました。
本フェスは、さいたま断熱改修会議と芝川小のPTA、親父の会がタッグを組み、芝川小の1番暑い教室に遮熱対策をしてどれだけの効果があるのか?を実験します。

セミナーは、お子様から大人まで70名弱と多くの方にご参加いただきました。

まずは、さいたま断熱改修会議の議長 佐藤さんの挨拶からスタート。

子どもたちは過酷な環境で日々勉強をしていることを知っていただきたい、そんな環境を少しでも変えてあげたい。
そんなお話をされていました。

続いて、メインのセミナーです。

講師は、さいたま断熱改修会議の顧問でもあり、断熱・省エネの神様的存在 東大の前先生!
以前より教室に設置していた測定機器の調査結果から現状の説明や、断熱・遮熱の大切さ、子どもたちの学習環境に対する考えなどを一般の方にも理解しやすいように噛み砕きながら講演してくださいました。
さすが日頃から教える立場なだけあります…。
参加者の皆さんの真剣な眼差しが印象的でした。

講演後は、遮熱フェスのプロジェクトリーダー山本さんから後日開催されるワークショップについての説明がありました。

さいたま断熱改修会議事務局長(元YKK AP社員)の佐竹さんからも、今回行う壁や天井、窓の対策方法をご説明いただきました。

セミナーの最後は、改修する教室の実態を肌で感じてもらいました。
サーモグラフィーで見るとこんなに真っ赤!

黄色や緑部分は人で、教室の中で人の体温が一番低いという状態。
エアコンをつけたとしても、コンクリートの躯体からの放熱により決して涼しいとは言えないでしょう。
エアコンがきちんと機能するような環境にしてあげることが大事です。

西側の廊下も見てみます。

お昼頃で直射日光が当たっていないので教室より少し涼しい状態。
でも、これが午後~夕方になると教室と同じように灼熱地獄になります。

ワークショップでは、天井の断熱、南側と西側の壁の断熱及び県産木材による仕上げ、窓の遮熱対策をします。
今回私は窓を担当します。

セミナー後、前先生からサインをいただく川越のmaao一級建築士事務所の荒木さん。

前先生の著書がバイブルなんだとか。

断熱や遮熱対策は、学校に限らず私たちが暮らす住宅でも大事なこと。
室内に熱を入れないことで、暮らしやすい環境って作れるんです。
窓にスダレやヨシズをかけたりするだけでも、かなり効果が出て変わりますよ。
本フェスが、ご自宅の断熱・遮熱を考えていただけるきっかけの一つとなれば嬉しく思います。

ワークショップの様子はまた次回お伝えします。